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プーチン大統領の命式

今後の世界情勢がどのように変化していくかを推測するための一助として
ロシアの独裁者プーチンの命式を見てみましょう。
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丙火酉月で、土の星が多くて晦火している命式です。
3柱に通根する巳午未なく身弱で、甲木が用神となります。

40~49才に甲寅、50~59才に乙卯と「専旺干支」で用神が巡っていたことが、
20年以上も独裁政権を維持できた理由なのではないかと思います。

しかし、その用神の大運も60才で去ってしまって
60~64才の丙の運までなんとか持ちこたえたとしても
65~69才の辰土の運で重ねて晦火となってきます。

今年4期目に入ったプーチン政権はその足元が非常に不安定で
いつ反逆(暗殺)やクーデターで政権転覆しても不思議ではありません。
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プーチンと言えば、KGK(国家諜報局)出身で猜疑心が異常に強く
政敵や反対者を次々と暗殺(毒殺)してきたことで有名です。

ポロニウムという放射性物質を使って逃亡した元スパイを毒殺したり
政敵や批判的な報道関係者を数えきれず暗殺しています。

政治史を紐解くと、プーチンに似た冷酷残忍な暴君としてチェーザレ・ボルジアが有名です。
マキャベリが『君主論』を書いた際にモデルにした独裁者と言われていますが
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暴君ボルジアも毒薬を使って政敵を次々と暗殺し、絶対権力を維持しようとした人物ですが、結局最後は庇護者の裏切りにあって自身が毒殺されてしまいます。

プーチンは用神の木星が去ったあたりから、クリミア侵攻による(欧米の)経済制裁、オリンピックでの国家的ドーピング批判など、急速にロシア国力とプーチン支配を揺るがせるような政治的ミスを連発しています。
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プーチン自身がいくら強気で、強大なロシア帝国を自称して、冷戦時に得た軍事力をチラつかせて、強気外交を展開して覇権を示そうとしても、もはやプーチン自身の命運は尽きようとしつつあるのが現状でしょうか。

これまで暗殺された膨大な数の人たちの怨念もさることながら、プーチンの末路は「畳の上では死ねない」死に方になりそうですね。日本人じゃないので畳の上では死なないでしょうが。

いくら用神の運が来ていたからと言って、また用神が難を隠し表に出ないように作用するとはいえ、これほど多くの重罪を積み重ねたことによる宿業と反作用は大きなものとなるでしょう。用神が去れば、すみやかに本人自身を滅ぼす刃となって返って来るのです。

プーチン政権崩壊後のロシアがどのような状態になるのか、穏健で民主的な指導者がトップに立つのかどうか、しばらく注視していく必要がありそうです。

by astro_suimei | 2018-05-14 20:10 | 著名人の命式研究