安倍晋三総理の命式

森友、加計、防衛省の日報隠蔽、財務省スキャンダル等々で 朝日新聞を中心とする左翼系メディアからバッシングを受け、政権が揺らぐ事態になってきている安倍内閣ですが、今後はどうなっていくのでしょうか?
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安倍総理の命式は、庚日で酉月生まれ、月令を得ており、日支の辰土からも生じられている「身旺」の命式です。

いちおう命式内に用神となる木火(甲午)がありますが、年柱にしかなく日干からは遠いのが難点です。

身旺の庚金は、丁火で精錬されて器物となることを求めるか、壬→甲と相生していくことを喜とするか2通りの用神の取り方があるのですが、この命式の場合は、月干の癸水が邪魔はしていますが、いちおう「丁火用神」と取るべきかなと思います。

いずれにしろ、身旺の命式ならば、どちらの用神(火or水)を取るにしても「甲木」が共通する用神の1つとなります。

大運を見ると、60~64才まで「卯木」の用神が巡っていて、5年以上の長期政権を維持できた理由が分かります。

しかし、大運の「卯木」も時間切れとなり、今年中に用神が去ってしまいますから、自民党の総裁任期を延長(2期6年→3期9年)はしたものの、その本人が再び総裁選で続投することは難しいでしょう。

2018年(戊戌)は、庚金にとっては「埋金の土」が重々なる忌運で、身旺の庚金にとっての「埋金」は「不名誉を被る」「あらぬ批判を受ける」という特徴があり、その通りの事象が起きているように感じます。

さて、身弱と身旺にもともと善悪・吉凶の別はありませんが、職業やポジションによっては、身旺の方が向いている職業、身弱の方が向いている職業があるように思います。

例えば、政治家、起業家(社長)などは、大勢の人間を従え巻き込んで引っ張っていくだけのパワーと驀進力が必要ですから、身旺の方が向いているように思います。

身弱の者では、大勢の子分を引き付け続けるだけの求心力に欠け、集団が空中分解していきかねません。(小池百合子の希望の党などはその典型です)

一方で、エンジニアや職人、〇〇士といわれる「士業」などの「専門職」の多くは、細かな神経を使って一芸に秀でることを求められ、かつ、大勢の集団との関わりというよりも、個人の「技量」「専門特化」が求められる世界なので、どちらかと言うと身弱寄りの人が向いている職業ではないかと思います。

身旺の命は、チカラ業で物事をゴリ押ししていく傾向が強く、細かな神経や配慮を要する仕事には不向きであり、また一般的な会社のサラリーマン(雇われ人)になるには、個性と自負心が強すぎて枠に収まり切らず、雇われ人としては座りが悪いように思います。

というわけで、安倍総理の過去5年間は、身旺でかつ、大運において用神が到来していたということで「総理大臣向きの条件」を揃えていたのではないでしょうか。

朝日新聞を中心とする左翼イデオロギー色が強いマスコミが、森友、加計、日報問題、財務省スキャンダルと矢継ぎ早に「政権批判の矢」を放って、巧みに世論を誘導(印象操作)し内閣支持率を下げて安倍政権を倒閣しようと必死になっている状況ですが、

現時点で安倍政権が倒閣した場合、どんな「国益の損失」が発生するか?はまったく彼らの頭の中には無いようです。

北朝鮮や中国が不穏な動きをして、米朝会談もまだ開かれていない。米中の貿易戦争が勃発しかけている前夜という、緊迫した東アジア情勢の中で、トランプと強固なパイプを持っている安倍総理がいま不在になれば、日本の国益が大きく損なわれるだろうことは分かりそうなものです。

「国益」を考えず、時勢を考えず、無責任な政権バッシングだけを繰り広げる左翼系メディアは、親中国・親朝鮮の「亡国新聞」と呼ばれても仕方が無いでしょう。

安倍下ろしをするならば、せめて米朝会談の結論が見えた後(夏以降)で、安倍総理が居てもいなくても(外交・安保上)大して事態は変わらないという状況が明らかになってからにしてもらいたいものです。

このように書くと、私がなにか積極的に安倍内閣を支持しているように思われるかもしれませんが、消極的(相対的)に支持せざるを得ないだけで、他にマシな選択肢がないだけです。

例えば、左翼イデオロギー(親中国・親朝鮮・反米)に凝り固まった「立憲民主党」なんかが政権を担ったところで、日本の外交・安全保障・経済がうまく回ると本気で思っている国民はほとんどいません。それは過去の民主党政権下で多くの国民が学習済みです。

だからこそ、過去5年間ほど、好む好まざるに関わらず「安倍晋三」以外には現実的な選択肢がなかったのだろうと思います。

結局のところ、政治の世界というのは、往々にして「腐ったバナナ」と「腐ったリンゴ」のどっちを選ぶかという、現実的にとりうる選択肢の中での「相対的な消去法」「まだマシな方を選ぶ」しかないのでしょう。

ただ、命式・大運の関係から見ても、安倍政権が末期に来ていて、ポスト安倍を考えなくてはいけない局面に来ているわけで、

安倍総理には問題点が無かったのか?安倍政権の落とし穴はどこにあったのか?をきちんと総決算しておくべき時期に来ているのではないかと思います。

「安倍政権の問題点」は以下のような点ではないでしょうか。

(1)偏った政治思想右翼ナショナリズム、古色蒼然とした民族主義)

 ⇒ 「教育勅語」の使用を正当化する閣議決定森友の教育方針への賛同など
 ⇒ 憲法改正(9条問題、自衛権明記)はやむなしとしても、その背後に見え隠れする国粋主義
 ⇒ おそらく朝日等メディアから嫌悪されたのはこの点でしょう。

(2)歳出改革の不徹底 =身内に対する甘さ(自民党族議員、官僚を野放し)

 ⇒ 金融政策(日銀黒田総裁のおかげ)で景気が上向いて「税収も大幅に増えた」にも関わらず、肝心の「歳出削減」は疎か。族議員の陳情、各省庁の予算膨張、業界団体からの要望は野放し。税収が増えても、それ以上に支出が増えて財政規律は悪化した

(3)長期的制度改革を放棄(社会保障制度、労働人口減少への抜本対策)

 ⇒ 将来を見据えて「社会保障制度」(年金、医療保険)をどう改革するのか?という長期展望をまったく示さず、小手先の取り繕いに終始。高齢化による労働人口減少が現実化しているが、民族主義が強すぎるため「積極的な移民政策」には着手しなかった

この3点のツケは、次の政権への重い宿題となっていくのでしょう。

こうやって見ると、安倍政権の過去5年は、中長期的な制度設計についてはまったく放置しておいて、ポピュリズム的な目先の景気対策だけに腐心し、東アジア情勢を逆手に取って「外交安保」で点数稼ぎをしながら、あわよくば安倍自身の右翼的思想を織り込んだ形で「憲法改正」に持ち込もうという政権運営だったのかな、という気がしますね。

後世の人たちからすれば、比較的経済状況が良かったあの5年間に「どうしてきちんとした制度改革をしなかったのか?」と批判されても仕方が無いでしょう。

60才以上の高齢者(有権者の7割が投票する世代)を敵に回せば、政権が不安定になることを避けたいがあまりに、高齢層に痛みを伴うような「制度改革」を棚上げにしてきたわけです。今となっては権力の座にしがみつくこと、権力を維持すること自体が目的化してしまっているようにも感じられます。

さて今後は、岸田文雄、石破茂、野田聖子、河野太郎、小泉進次郎など、次期総裁選に誰が出馬するのかが夏以降の関心事になっていきそうです。現時点では、この5人の誰もが「主流派」「多数派」形成に成功しているとは言えず、党内少数派にすぎません。

推命学的にこれらの候補者(ポスト安倍)を見たときにどういう前評価になるのでしょう。

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by astro_suimei | 2018-04-20 22:06 | 著名人の命式研究 | Comments(0)