樹木希林さんの命式

樹木希林さんの命式もかなり内格と特殊格(従児格)のグレーゾーンな匂いがする命式です。
(時柱・丁酉の刻は仮定です)
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時刻干支表を見た感じでは、日干通根するか、庚の比劫があるか、土の印星があるか、といった感じで破神が混じる時刻が多くて、綺麗に「従児格」が成立する時間帯が無いんですよね。従児格の可能性が唯一あるとすれば「壬辰」でしょうか。
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というわけで、おそらく上の時柱のような感じで、日干が時柱で通根している内格の命式とみたほうがよいのかな?という感じがします。(金水傷官は火を見るのを喜ぶ)

というのも、希林さんがもし「従児格」だとすれば、大運の第3運「庚戌」あたりで(日干を強める比劫・印が旺じて)「破格」してしまっている可能性が高く、女優業を長く続けて来られたとは考えにくいからです。

内格だとすれば、庚金や申酉が来て身弱の日干を強めて吉となります。

ただし、戊己土の印星辛金にとって嫌悪する星です。そこで、余計な土を制するために必要となるのが「甲木」です。(日干辛が身中~身旺になった時のみ甲木が使えます)

「樹木希林」という芸名はまさに「木」だらけ。偶然にはできすぎていて、意図的に「期間限定の補佐用神」を補うために命名したのではないでしょうか

ただし、甲木が補佐用神として必要なのはあくまでも23才~53才までの30年間です。

53才からの大運「丁未」になると、申酉の用神が去ってしまい、日干はもとの身弱に戻りますから、かえって甲木は旺火を勢いづかせる悪神に変化していきます。

53~73歳までの20年間は、丁未⇒丙午という旺火の専旺干支が来て、水火の沖動を起します。眼疾の原因は大運で旺じた「丙火」ではないかと思われます。
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本来の姓名判断とは、四柱推命において必要だと判断された用神の五行を強めて補うことを考えて命名すべきであって、単なる「画数」だけを云々言うものであってはならないと思います。

日本の姓名判断は、熊崎式、山本式、桑野式など複数の流派があり、厄介なことに「漢字の画数の数え方」(旧字体に直して数え直す等)が流派によって全く異なります。なので、同じ名前が、ある流派においては◎だが、別の流派では×となります。

姓名判断における画数判断は、天格・人格・地格・外格・総格の5点を見るのですが、数字を「十干」に当てはめて五行分類をします。
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木が1(甲)・2(乙)、火が3(丙)・4(丁)、土が5(戊)・6(己)、金が7(庚)・8(辛)、水が9(壬)・0(癸)というわけです。

そして、天格・人格・地格の五行関係が「剋」にならず「相生」になると吉であると言っているようです。また画数自体にあらかじめ吉凶が割り当てられています。

いわゆる世間の姓名判断に胡散臭さを感じるのは、漢字自体が持っている意味・五行を無視して、数字(画数)だけを見ている点です。

画数自体に固定した吉凶があらかじめ決められていますが、この思考方法は、通変星にあらかじめ吉凶が固定されているのと似た方式です。

要するに、日本でちまたに流通する「当たらない占い」に共通する思考回路は「あらかじめ吉凶が固定した要素」でもって「おみくじ的に云々言う」だけの能無しばかりだということですね。

さて、樹木希林さんの場合は「樹・木・林」であり「甲木」を最大限に入れこんで木性に特化したお名前と判断するべきなのです。
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「画数」だけで判断する日本式の姓名判断では、総格の35画がどうかと数字に割り振られた固定した吉凶だけを絶対視しており、

さらに、20=水、15=土、11=木といったような五行変換を行うわけです。樹木が20画だから水、希林が15画だから土、これぞ本末転倒ですね。

画数をどのように数えようとも、海・河ならば壬水、山・岩・峰ならば戊土、田・畑・地ならば己土、輝・陽・光ならば丙火、金・銀・鉄・剣なら庚金や辛金であると判断するべきです。

四柱推命との関連で、名前に用神を補うならば↑のように「用神の五行・十干」を明確に体現している字を積極的に充てるべきです。そして、悪神の文字を避けて使わないことです。

さらに、漢字を構成する「へん」や「つくり」を見れば、さんずいは壬水、れっかや日へんは丙火、木へんや草かんむり、など五行を明示するパーツが見つかるはずです。

例えば、金水が悪神になり、木火が用神喜神になる人の場合、いくら「画数が良い」からと言って、清水洋子とか金井鉄次郎なんていう名前が良いわけがありません。

有名人・著名人の名前の画数を調べてみると、画数それ自体の吉凶が良からずと判断せざるを得ないにも関わらず、大成功を収めている方は大勢いらっしゃいます。
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↑の名前だと、画数云々を言う以前の問題として「松」は甲木であり「井」は癸水なのです。もし甲癸が用神であれば、画数云々を抜きにして大変よい苗字だと判断すべきです。

というわけで、画数(の固定した吉凶)ばかりに拘る日本式の姓名判断の多くは、通変星の固定した吉凶)ばかりに拘る「ニセ四柱推命」と同根であり、開運法としては全く信頼できないと思っています。

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by astro_suimei | 2018-03-28 07:55 | 著名人の命式研究 | Comments(0)


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