「星座占い」はなぜ当たらないのか?

四柱推命のだいたいの全体像を説明し終わったので、今度は西洋占星術(ホロスコープ)について書いてみます。

自分のホロスコープを作成したい人は↓のサイトを使ってみましょう。(出生時刻が不明だと、月の位置が不確定、ハウス分割が不確定になります)


誕生月で「牡羊座」とか「乙女座」とか言ってる「星座占い」がありますが、「星座占い」と「西洋占星術」は全然違うシロモノです。

詳しく言うと、ホロスコープ(出生図)のごくごく1部分(要素)だけを切り取ったエセ占いが「12星座占い」です。

「双子座」とか「乙女座」とか言っているのは、出生図において「太陽」が入っているサイン(星座)のことです。
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上の出生図(2017年11月16日21:30)を例に挙げると、太陽は「蠍座の24度20分」にあるので、ちまたの星座占いでは「蠍座」と分類されます。

しかし、実際の占星術の解読(実占)では、太陽が入っているサイン(星座)にはそんなに大きな意味はありません。ホロスコープ(出生図)全体でいうと、50分の1、100分の1ぐらいの微細な要素(パーツ)にすぎません。

なので「太陽の星座」だけでその人の「性格」や「運勢」が判断できるか?と言われても「無理」があります。

たぶん、誕生月占いが簡便で分かりやすくて「女性雑誌のコーナー」で扱いやすいから「星座占い」だけが急速に広まったのでしょうが、実際には当たらないし使えないシロモノ(気休めの娯楽)にすぎません。

実際のホロスコープ解読で、性格、適性、運命を読むために重要なのは、

・第1ハウスの星座(アセンダント=上昇宮)
第1ハウスの支配星(=統治星)がどのハウスに存在しているか?

・アセンダント付近にどんな惑星があるか?(ライジング・プラネット)

・どのハウス(宮)に惑星が集中しているか?
・どのサイン(星座)に惑星が集中しているか?

・惑星がどのように分布しているか?

アスペクト(座相)が多い惑星はどれか?

・太陽が属する「ドデカテモリー」が何か?

・10個の惑星の「4区分」「3区分」の比率がどうなっているか?

第10ハウスの星座(MC/メディウムコエリ=天頂)が何か?

といった要素を重視して解読していきます。

10/24~11/22の1ヶ月間に生まれた人は、全員が「蠍座」になるわけでその全員が「蠍座」で一括できる性格になるか?というと、実際にはそうなりません。

実占例を見ていて、その人の性格をよく示しているのは「太陽の星座」ではなく「太陽のドデカテモリー」の方です。
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ドデカテモリーとは1つの星座(30度)を12分割して12星座を割り当てる考え方で、同じ「蠍座」であっても、蠍座3度の人と蠍座20度の人では属するドデカテモリーがまったく違います。
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蠍座3度のドデカテモリーは「射手座」、蠍座20度のドデカテモリーは「蟹座」となり、その人の本質や性格はまったく違うことが分かるのです。



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by astro_suimei | 2017-11-22 21:12 | 西洋占星術 | Comments(0)


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