あなたを開運に導く相手は?-相性論-

これまで書いてきたように、開運の王道は、自分自身の運命の癖(傾向性)をよく熟知した上で、悪神の性質を矯正して、用神の方向性に自己改善の努力を行うことです。

それを助ける方法論の1つとして、自分に欠けている用神の性質をたくさん持っているパートナーを身近に置いて、その人から学ぶ=良い影響を受ける方法があります。

いわゆる「推命学的に相性のいい人」をパートナーに選ぶということなのですが、これは世間的な「ウマが合う」「フィーリングが合う」といった恋愛の基準とは全く視点が違います。

というのも、本人が「気が合う基準」で恋人作りをしていくと、悪神の作用を拡大する相乗効果を持つような人ばかりを無意識に集めがちです。まさに運命の落とし穴に巧みに導く忌神悪神の為せる技です。人は無意識に自分の命式を偏らせている悪神の方に傾きがちなのです。

というわけで、きちんとした推命学における相性判断は「用神互換性」を持って判断します。

甲木を用神としている人には、春月(寅卯)生まれで、かつ、甲木が天干にある人(あるいは日干が甲)を

丙丁火を用神としている人には、夏月(巳午未)生まれで、かつ、丙火が天干にある人(あるいは日干が丙丁)を

庚金を用神としている人には、秋月(申酉)生まれで、かつ、庚金が天干にある人(あるいは日干が庚)を

壬癸水を用神としている人には、冬月(亥子丑)生まれで、壬癸水が天干にある人(あるいは日干が壬癸)を

それぞれ開運に貢献してくれるパートナーとしてお奨めします。

甲木を用神としている人は、たいていが秋冬生まれで、金水が悪神になっている人ですが、

その一方で、庚金や壬癸水を用神としている人は、たいてい春夏生まれで、火木が悪神になっている人です。

つまり、この2人は用神に当たる五行が相手の命式に多くあるという「用神互換性」を持っている関係になります。

要するに、自分に足りない改善要素(考え方や行動の仕方)をお互いが持っている関係であり、お互いに足りないところを補い合ってバランスを取り合うことができるWIN-WINの相互関係を築くことができるのです。

普通はこういった相手は、自分とは感覚や思考回路が違う人種なので、各人のフィーリングだけに任せていると自然発生的にウマが合って仲良くなることはあまり無い人です。

なので、自分がフィーリングで相手を気に入って好きになる恋愛とは全く違って、通常はウマが合わない、思考回路が合いにくい者同士を「お見合い」のように結び付ける感じに近くなります。

恋愛結婚で自然発生的に縁が生じる場合には、2人ともが同一用神を求めるタイプの命式であることが大半です。

2人とも夏月生まれで、2人ともが同じく庚金や壬水を求める命式であったりする者同士が、自然とウマが合って惹き合いやすいのです。それは似た者同士だから思考回路や価値観や行動パターンが似ているからです。

こうした恋愛結婚型(=同一用神追求)のカップルはたしかに意気投合して仲が良く、共通の目的や理想を共有し合う同志のような関係になりますが、反面では、お互いの運勢が降下した際に、補い合ったり助け合うことが難しく、そうした時期に関係が破綻することも多いです。

推命学的には、自分が気に入ってウマが合って肉体的相性が良い恋人(恋愛結婚)は、悪神の導いてきた相手である可能性の方が高く、本当に自分にとって良い影響を及ぼしてくれる相手とは限らないですよ、ということが言えるのです。

推命学では、あえて「用神互換性」を持つ人を意識してパートナー選びをすることを薦めています。

五行の偏りが全く違う者同士ですから、お互いの思考回路や行動パターンは違いの方が大きく、お互いに相手のことを尊重して理解することを学ばされる関係となります。関係を維持していくには恋愛結婚とは違ってお互いの歩み寄り努力が必要となります。

しかし、そういう用神互換性を持つ相手が身近にいて、さらに同居して人生を共に歩んでいれば運命共同体というわけで「欠けを補う作用」が大きく働きます。

思うに、日本ではかつては恋愛結婚よりも第3者に仲介された「お見合い」が主流でした。

推命学的に見れば、(長い視点から見れば)本当に幸せな結婚生活は、本人が自分の好き嫌いで選択した相手よりも、第3者が欠けを補い合えるように考えて「お見合い」させた結婚の方なのかな、という気もします。

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by astro_suimei | 2017-11-03 00:03 | 用神論 | Comments(0)