四柱推命における疾病論

四柱推命では健康運をどう見るのか?というお話を書いておきませう。

私たちが病院でお世話になっているのは「西洋医学」の方法論なのですが、四柱推命は古代中国の産物なので「東洋医学」(漢方学)の枠組みで健康運を見ます。
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五行の偏りに応じて、多すぎる五行、剋されて弱くなりすぎる五行、のいずれかに関連して病気が発生するというのが基本的な考え方のようです。

また、五行の偏りは、その人の味覚や食習慣の嗜好にも影響を及ぼすので、塩辛いもの(水性)を好む、辛いもの(火性)を好む、脂っこい濃いものや甘いもの(土性)を好む、酸っぱいもの(木性)を好む、といった傾向性が出てきやすい、とも言われています。
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木=肝臓・神経・頭部火=心臓土=胃・脾臓金=肺・腸・骨水=腎臓・血液・子宮というふうに、それぞれの五行が深く関わっている部位があって、強くなりすぎたり、弱くなりすぎたりしてバランスが崩れると、その領域に不具合が出て疾病になる、という見方をしています。

メンタル面の病気(ノイローゼや鬱などの感情障害)については、たいていは「木性の大過・傷み」による場合が多いのですが、

火が多すぎて木が燃え尽きてしまう(焚木)、水が多すぎて木が腐ったり流されたりする(浮木)、金が多すぎて切り刻まれる(倒木)、水が枯れてしまうのに土が多すぎて反剋を受けて木が傷む(折木)といった事例があります。

「焚木」は感情の爆発を抑制できないヒステリー型、「浮木」は不安や悲観による鬱病、「倒木/折木」は思うようにならない環境に神経を痛めてのノイローゼになります。

それ以外にも、水と火が勢力的にぶつかって相剋するような命式や大運を「水火劇沖」と言って、高血圧や循環器系の急病(心疾患)を起しやすいと見たり、

壬水と己土が混ざって泥水になることを「混土濁壬と言い、血液が濁る糖尿病・高コレステロール・高脂血症による血管障害になりやすい、と見たりします。

ガンについては、土が重々になって胃ガンや皮膚がんになる場合と、金気が強くなりすぎて肺・腸・骨にガンができる場合と、いくつかの仮説があるようです。

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それ以外にも、申酉金によって甲乙木が剋を受ける場合は、交通事故、頭部神経への傷害に注意するとか、

丙丁火が旺じて木星が燃え上がるような命式では火事に注意が必要であったり、
壬水が氾濫する場合には水難事故にも注意が必要になります。

後天運(大運)をみればある程度は予測ができることも多いので、あらかじめそうしたリスクの高い運気に入る前に、よく養生してきちんと「検診」を受けて大事に至らないように、と注意を促すこともあります。

とは言え、すでに病気が発症して医療機関で治療を受けている場合には、専門医の診断や治療に従ってください

例外的に、リウマチ、婦人病などの不定愁訴のような症状の場合に、西洋薬では効き目がキツすぎて副作用が大きすぎるから、漢方薬や針灸のようなソフトな治療に切り替えることをお奨めする場合もあるようです。

金水の星が多すぎて命式が寒冷に傾きすぎる場合には、症状を緩和するために「温熱療法」をお奨めすることもあるようです。

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by astro_suimei | 2017-10-20 20:53 | 四柱推命の基本理論 | Comments(0)